「TOEIC800点持ってるんです。」
「でも、話せないんですよね。」
……うん。知ってる。😑
これ、あるあるすぎて泣ける。
難しい英文はスラスラ読める、読解問題は得意。メールだって書ける。リスニングパートだって、問題なら解ける。
なのに、いざ目の前に外国人が現れた瞬間、脳みそが「ぷつっ!」ってフリーズする。
“Glad to meet you!” の次に何を言えばいいか、白紙になる。
これ、あなたが特別なんじゃないです。
才能がないわけでも、年齢のせいでもない。
ただ、ひとつだけ、決定的にやってこなかったことがあるんです。
※ 👉本テーマの英語版DeepDiveポッドキャストと紙芝居をコチラに置いてます:🏟️ Stop Being a “Rulebook Master”: Why Your TOEIC 800 Can’t Save You in the Real Match
🏟️ ルールブックの達人は、試合を見たことがない
ちょっと想像してみてください。
サッカーのルールブックを丸ごと暗記した人がいます。
オフサイドのルールも、イエローカードの条件も、GKのバックパスルールも、完璧です。
でもこの人、試合を一度もちゃんと見たことがない。
さあ、ピッチに立てるでしょうか?
……無理ですよね。😂
これ、笑い話じゃなくて、日本の英語教育がやってきたことそのものなんです。
6年以上かけて、英語というスポーツの「ルールブック」だけを、懸命に、丁寧に、覚えさせてくれた。しかも、滅多に起こらないような稀なケースまで。。。
文法というルールの細かい解説を、テスト形式で丁寧に、繰り返し、繰り返し。
語句の意味を、ドリルのように、繰り返し、繰り返し。
おかげでルールブックの暗記量は世界トップクラス。パチパチー👏
ところがどっこい。
試合を見てこなかったし、プレイもしてこなかった。
だから、「試合」が始まった瞬間に固まるのは、当たり前すぎるくらい当たり前なんです。
😂 「高尚な英語」を求めて、小学生にも負ける
さて、ここが本当に大事なポイントなんですが。
英語ネイティブの小学生が普通に言えることが、TOEIC800点の大人には言えない。
“I’m so upset!”
“That’s kind of weird, isn’t it?”
“Can you say that again?”
これ、別に特別な文法じゃないし、単語も難しくない。
でもね、「なんとなく言えない」んですよ。
口から出てこない。
なぜか?
高尚な長文読解は何百本もやってきたけど、こういう「生きた音」にちゃんと向き合って耳を傾け、そして、その音を口に馴染ませる練習を、ほとんどしてこなかったから。
それだけの話です。
あなたが劣ってるんじゃない。
やってきたことが、最終的には「話す」という目的とズレていた、ただそれだけ。
報われなかったのは、あなたのせいじゃなくて、仕組みのせいなんです。
間違った方向にズンズンと進んでしまった。方向が1度ズレただけでも、長い旅路だと全く違う行先になってしまう。
🤸 「大人の本気ラジオ体操」という発想
ここで、ちょっと面白いことを言いますね。
ラジオ体操って、出来ますか?
「えっ、あんな簡単なの?」って感じる人、多いと思います。
でもね、ラジオ体操を「適当に」やるのと、「本気で・丁寧に・正しいフォームで」やるのとでは、効果が全然違うと思いません?
スポーツトレーナーや理学療法士は言います。「ラジオ体操、なめてたらあかんで」と。😆
英語も、全く同じです。
「こんな簡単な文、今さら…」って思ってる、実はそこが盲点だったりする。
TOEIC800点の人が、”How’s it going?” を本気でやったことがあるかな、っと。
文字として読んだことはある。意味だって知ってる。でも、
ネイティブの口から出てくる音を、何十回も耳に叩き込んだことがあるか?
自分の口から自然に「ふっ」と出てくるまで、声に出したことがあるか?
感情を乗せて、笑いながら言えるか?
「簡単すぎる」と思って、ちゃんとやってこなかったことが、実はガッポリ抜けてたりするんです。😑
🌱 根っこを育てる、ということ
成功者って、よく「小さなことの積み重ねが大事!」って言いますよね。
ちゃんと挨拶をする。相手の目を見て話す。相手の話をきちんと聞く。
当たり前のことを、馬鹿にしないでちゃんとやる。
英語の話せる人も、そこから始まってます。
「簡単なことなんてすっ飛ばして、もっと上を目指したい」という気持ち、よく分かります。
英検2級が受かったら準1級、準1級が受かったら1級……向上心は素晴らしいです。
ただ、ここで一度だけ問いかけてみてほしいんです。
その資格は、「誰かに見せるため」ですか?それとも「誰かと話したいから」ですか?
根っこが育っていないまま枝葉を伸ばしていくと、どこかで倒れます。
根っこって何かというと、「音を体に馴染ませること」「簡単な言葉を自分のものにすること」。
地味で、簡単で、「今さら…」って感じがするやつ、それこそが根っこです。
難しいことは根っこが育ってから、勝手に生えてきます。
そう、根っこを先に育てる、そしたら、難しいことがそんなに難しくなくなる。成長した自分を信じて任せる。この順番です。
🔄 じゃあ、何をすればいいの?
「分かった、根っこを育てる。で、どうすりゃいいんだ?」
ですよね。
ポイントは、やることを変えるんじゃなくて、「やり方」を変えることです。
ラジオ体操をなんか目新しいスーパー体操に変えるんじゃありません。ラジオ体操のままでよいから、やり方を変えるんです。
難しい素材を適当にやるより、簡単な素材を本気でやる方がずっと効果がある。
具体的には、こんなイメージです:
✅ 耳から入れる(音のインプット) 好きなドラマや映画の、簡単なシーンを繰り返す。字幕より先に音を聞く。 「文字で読めば分かる」を「耳で聞いても分かる」に変えていく作業です。
✅ 口に出す(音のアウトプット) 覚えようとしなくていい。ただ真似る。 ネイティブが言ってるトーンで、リズムで、感情で、口から出してみる。 最初は一人でいい。独り言最強です。🗣️
✅ 気づいたら、また耳に戻す(ECHOサイクル) 「あ、こういうふうに言うんだ」という小さな気づきを拾いながら、また聞く。 この循環を、地道に回していく。
高価なテキストも、難しいメソッドも要らない。
シンプルで、地味で、でもちゃんとやれば効く。本気のラジオ体操です。🤸
🌟 Takeaway
今日、持ち帰ってほしいのはこれだけです。
「TOEIC高得点でも話せないのは、あなたのせいじゃない。試合を見てこなかっただけ。だったら、今から見ればいい。」
簡単なことを馬鹿にしない。
「こんな初歩的なこと、今さら…」という気持ちは分かる。
でも、そこを本気でやった人だけが、気がついたら自然に英語が口から出るようになっていく。
小さなものを笑うものは、大きなものだって成し得ない。
成功者はみんな、小さなものを丁寧に積み重ねてきた人たちです。
あなたの根っこは、まだ育てられます。何歳からでも。今からでも。
🌱 The small stuff isn’t small. It’s the root.
(小さなことは、小さくない。それが根っこだ。)
種の蒔き方、森の入り口に置いてあります。🌲 → 『聞こえる脳』の種をまく









